記憶の音節

なくしたCDの記憶を書き始めました。ブログ名は某書から拝借。

2015-10-01から1ヶ月間の記事一覧

CDの記憶 加古隆のピアノ

ちょっと耳にしてすぐ識別できる、独自の音の世界。 「パリは燃えているか」の頃より前はCDが出るたびに買い求め、ライブにもたぶん3回は行った。 テレビ・映画音楽の巨匠となってしまわれてからは、なんだか別の世界にいってしまわれたような気がして、…

CDの記憶:バッハ インヴェンションとシンフォニア

聴いてよし、弾いてよし、作業BGMによし、起き抜けの頭にスイッチを入れるにも寝る前の精神安定にもよし、というほとんど万能の音楽。 じっくり聴けばシンプルな中に限りない奥深さが。 ピアノ学習用にも定番(私は最初のほうをちょっと弾いてみたことが…

CDの記憶 松任谷由美 「VOYAGER」 「REINCARNATION」

ユーミンこと松任谷由美さん。 失礼ながら、音楽を聴き始めてから長いこと無関心、いやむしろ避けていた。 彼女のヒット曲によく出てくるような恋とか海とかスキーとか青春の思い出とかおしゃれな生活とかにはあまり興味がない、いやむしろ苦手感が強かった…

CDの記憶 マーラー 交響曲第4番 バーンスタイン/NYP

NHKの佐々木昭一郎ディレクター(当時)の伝説的な映像作品「四季・ユートピアノ」できわめて印象的に使われていた曲。 このドラマは、私の人生を変えたと言っても言い過ぎではない。 あの時あの番組に巡りあっていなかったら、果たしてその後なんとか生…

CDの記憶 美空ひばりのジャズ

音楽好きには周知のことなのだろうが、やはり書かずにはいられない。 美空ひばりのジャズはすごい。 ジャンルだの何だのというつまらない区別をはるかに超越して、とにかく歌として、音楽としてすばらしい。 私は特に美空ひばりファンというわけではないけれ…

CDの記憶 セザール・フランク ヴァイオリン(チェロ、フルート)ソナタ

フランクのヴァイオリン・ソナタ。 この曲を「名曲」と言わずして何を名曲というのか、というくらいの名曲であります。もし私に淀川長治さん並みの話術があったら、この曲のいいところを次から次へと並べ立ててみたい。あるいはこの曲の一部始終を一席の講談…

CDの記憶 中島みゆき EAST ASIA

EAST ASIA やばい恋 浅い眠り 萩野原 誕生 此処じゃない何処かへ 妹じゃあるまいし 二隻の舟 糸 と、収録曲のタイトルを並べてみただけでどうですかこの迫力、この重量感。 これがベスト盤でなく普通のアルバムなのだから、もう恐れ入るしかありませんよ。 …